ヨガは、体の運動であると同時に、心の運動でもあります。ダンワールドでは、感情や考えの流れを止めて、意識を自らの体に集中させることで、心を穏やかにする脳トレーニングを実践しています。
現代に生きる私たちは、いつも何かに追われているかのような暮らしをしています。仕事や子育て、家事で忙しく、自分を見つめる時間を持てずにいます。
ふと手を休めて、ふーっと息を長く吐いてみてください。バラバラになっていた自分の心と体が一つになるのが感じられるのではないでしょう。
本来、私たちの心と体は、地球のリズムと共鳴することで、調和を保っています。そんな生命が持つリズムを回復させるのが、ダンワールドの「止感」や「丹舞」(たんむ)です。根源的な生命のリズムと体のリズムを合致させる脳トレーニングです。
止感は、両手のひらを近づけて自らのエネルギーを感じる瞑想法で、丹舞は気エネルギーの流れにあわせて踊る瞑想ダンスです。止感と丹舞を通して呼吸に意識を傾け、体の感覚に集中していけば、少しずつ「心と体」のバランスがとれていきます。
腕立て伏せのあと、止感と丹舞をすることで、自分の軸(中心)をしっかりと意識できるようになります。軸が定まれば、いつも安定した気持ちで生活が送れるようになります。
ダンワールドの腕立て伏せ17日目のトレーニングでは、止感と丹舞で、体の中心を活性化させてください。
<止感トレーニング>
(1)楽な姿勢で座り、両手のひらを胸の前で向かいあわせます。両手がくっつかないうちに、狭めたり広げたりしながら、気のエネルギーを感じます。
(2)慣れてきたら、呼吸と一緒に手を動かしてみます。息を吸いながら手を広げて、息を吐き出しながら手を狭めます。繰り返していくうちに、呼吸とともに手が自ずと動くのを感じることができます。
<丹舞トレーニング>
丹舞は、私たちの体が本来持っている気運に乗って、体を動かすトレーニングです。止感トレーニングを通して感じた気的感覚を増幅させることができます。
丹舞では、気エネルギーの流れにあわせて、宇宙空間を遊泳する一羽の鳥のように手を自由に動かします。気運に身を任せれば、舞踊などを習ったことがなくても、自然に多様な動作が出てきます。